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JIIN'SつれづれBlog

型があるから型破り


昨年、お寺に帰ってきてくれた若院(長男)に、色々と西楽寺に受け伝えられてきた伝統や歴史を押しつけています。

本人は抵抗もあるでしょうが、まずはきちんと受け取ってほしいのです。

そういう私は、(伝統やしきたりを)あれこれと変えてきました。

しかし、(機に応じて変えてもよいが)まず、受け取ってから変えてほしい。受け取らなければ、「変えた」とは言えませんから。

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先日の西楽寺報恩講で住職としてこんな挨拶をしたところ、数人の方から18代目の中村勘三郎さんの言葉を教えていただきました。

「歌舞伎には型破りという言葉があるけど、それは先代からの様々な型をしっかり身につけてからのこと。知識も経験もなく、ただ型を変えるのは型破りじゃなく、型なしというんだ」

そうなんです。まず、しっかり受け取ってほしい。

「型があるから型破り。型が無ければ単なる形無し」