ガンバラナイ・キンエン

私の今年のテーマ…。

「あきらめて いい加減で 頑張らない…」（住職ノート参照）である。

秋が近づき、どうやら 一つだけ そのテーマに沿った生き方ができている。ずっと黙っていたが、もうそろそろ いいかな…と思うので書くことにする。

実は、昨年までの私は１日に２０～３０本の喫煙者であった。
禁煙する人を見ると、「男は一度始めたことは、最後まで続けなければ いけません。タバコを止める人は 続ける意志が弱い人です。」と うそぶいていた。

ところが、今年１月２０日過ぎ、京浜東北線のホームでタバコを吸いながらふと考えた。
「こうやって、喫煙コーナーを探してホームの端まで歩いてきて…、タバコ１本吸うのにも、ずいぶん手間のかかる時代になったもんだ…」

ん？…ということは、タバコを努力して（頑張って）吸っている自分がいる…。おいおい待てよ。今年のテーマは 「頑張らない」…だった。
思えば、二十歳の時から去年まで約２０年あまり、よくぞ一生懸命 頑張って吸ってきたもんだ。

よし、もう頑張ることは止めよう。頑張ってまで吸うことは いらない。ということで、それ以来 吸っていない。（しかし禁煙ガム＝コレットは併用）

頑張って禁煙するのは、つらいことである。しかし、私は 今まで無理して（頑張って）吸ってきたのだから、「吸わないことは、無理しない（楽な）こと」である…そう思い込んで…とりあえず、吸っていない。

でも、いつでも吸えるように、私の机の上には 今でも封を切らないままのタバコが３箱置いてある。さすがにお盆の最中は 少し疲れてイライラして 思わず手が出そうだった。でも「無理」しなかった。

まぁ、また吸わないことに耐え切れなくなって、「頑張って禁煙」し始めたら、吸おうと思っている。

そういえば、私の亡父は キンエンすると言いながら、「近煙」と書いて貼っていたな…。放言御免。