放言御免hougen-gomen
もしも、ご門徒がフリーエージェント (FA)宣言をしたら…
フリーエージェント(略してFA)とは、日本のプロ野球でいえば、
「規定の在籍年数を経過すれば、所属チームとの契約を解消し、
他チームと自由に契約を結ぶことができる」
ということ。(参考:ウィキペディア)
そして、その権利を行使することを表明するのがFA宣言。
考えてみれば、ご門徒は、江戸時代の寺請制度に始まる檀家制度以来、所属するお寺を替えることもなく、長期間にわたって同じお寺とご縁を結んでこられたのだ。
つまり、「在籍年数」は もう十分 FA資格を満たしているのである。
そこでFA宣言。
「どこのお寺の門徒になろうかな~」と言われたら、どうだろう?
もう一度、門徒としてこのお寺(西楽寺)を選んで下さるか。
門徒制度に甘えて、応対がおろそかになってはいないか。
ご門徒がFA宣言されたなら、 お寺として教化・活動の在り方を問わ
ずには おれないだろう。(もちろん、門徒としての代々のご縁はとても有難いものであり、それを否定するつもりはない)
お寺の法座への参詣が少なくなっった。
過疎で門徒が激減して困ったものだ
若い世代は、お寺に対する意識が低いから難しい…
口先だけで嘆くのなら、何も変わらない。
そこに現実を見据えた「危機意識」があれば、次の動きとして
お寺の「企業努力」は自ずから生まれてくる。
ということで、僕自身が危機意識をわすれないように自分に問いかけるー。
もしも、ご門徒がフリーエージェント (FA)宣言をしたら…。