Life Navigation from Amida Buddha

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住職ノートnote

「語学力」テストです


さて、次の英文の意味、わかりますか?

Full in care, cow was to become, me is note.

ちなみに Web上の 翻訳サイトを 訳してみると

▽エキサイト翻訳
いっぱいな注意では、牛がなることになっていた、私、注意。

▽yahoo 翻訳
十分に世話において、牛が起こることになっていて、私メモです。

▽ニフティ 翻訳
注意において十分なので、雌牛はなることでした、私、ノートです。

▽OCN 翻訳サービス
世話の全部雌牛はなることになっていて、私は注です。

なんのこっちゃ、さっぱり わからない。
そうです。これは 翻訳してもわかりませんね。

では、声に出して読んでください。できたら、大きな声で、ゆっくりと…。

フル イン ケア / カウ ワズ /トゥ ビカム /ミイ イズ ノート

はい、もう一度 ゆっくりと…。

ふるいんけや / かぅわず とぅびかむ / みぃずのおと

そうです。

古池や 蛙飛び込む 水の音

でした。!(^^)!

つまり、上の英文は、日本語の漢字・ひらがなの読み書きのできない人でも、声に出して読めば、あの「5・7・5」 の俳句を口にすることができるのです。

ゆっくり 読めば、静かに苔むした古池に飛び込む蛙の動きと水音が聞こえ、そこには 逆に 閑寂さがひろがっていく世界があります。(画像は フリー素材のサイトから いただいたものです)
実は 南無阿弥陀仏も 同じなんですよね。「南に 阿弥陀仏 無し」… という意味ではありません。
お釈迦さまが お示し下さったインドの言葉を読み書きできない私たちでも、漢字なら 音に出して 口にすることができます。

中国のお坊さまは インドの言葉 を知らない者でも お釈迦さまの発音と同じ お念仏
namasu, Amitabha Buddha を称えるために 漢字をあてられたのですね。

つまり、「南無阿弥陀仏」は、私の口に 「ナモアミダブツ… (なんまんだぶ)」 と お称えするための文字なんです。そして そのお念仏の中に 阿弥陀さまの限りない智慧と慈悲のはたらきをいただいていくのです。

何はともあれ、頭で翻訳するまえに、まずは 口にお念仏「なんまんだぶ」申しましょ。