人生の栞Shiori
お金のもうかる印鑑
「お金のもうかる印鑑(ハンコ)はいかがですか?」
こんな歌い文句で、印鑑のセールスが ある会社にやってきました。
何万円もする高額の印鑑の話ですから、社内の人たちは「あほらしい」、「ウソでしょ」と疑って相手にしませんでした。
しかし、そのうち
「あなたは、一生懸命がんばっているのに、出世しないのは印鑑が悪いからです」とか、
「貴方は 自分の仕事がそれ程に評価されていませんね。印鑑を変えたら、運が開けますよ」などと、くすぐられますと
「そうだよなぁ、こんなに ちゃんと仕事してるのに、認められない理由は他に考えられない…。そうか 印鑑か…。」(つまり、自分の反省を置き去り)
というわけで、その会社では たくさんの社員が その印鑑を買い求めたそうです。
で、その結果は如何に?
ハイ。とても お金がもうかったそうです!
だだし、大金を得たのは印鑑を買った社員たちではなく、印鑑を売った方でしたが…。
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